え、ありがとう!は???
今朝はウエストウッドにあるメキシカンカフェにいたの。
私の隣に座った5人家族。見る限りアメリカ人。白人。わいわいご飯食べて帰ってったと思ったら、お母さんが戻ってきて、ジャケット忘れたみたい!見た?って私に聞いてきて、見当たらなかったの。
その家族が座ってた席を片付けていたメキシカンのウエイターに、ジャケット知らん?って、少し怒ってるように。
そして椅子の下にあってん。そのお母さん、取ろうとしてんけど、テーブルが邪魔で届かへんかったから、そのウエイターが机動かしてあげて、やっとジャケット取って、そしてそのお母さん、帰っていってん。
ありがとうは????
もう私の頭は混乱です。 は? なんで?
なんであなたのために仕事中時間を割いて、そして余分な筋肉使って机を動かしてあげた彼に何も言わずに去っていけるの? わからない。 一言。 THNAKS でいいやん。それ言う時間あるやん!!!そんなに急いでないやん、、家族も待っててくれてるやん、それまで話してたやん、ジャケットないないでかい声で話してたやん、口動かす、声出す能力あるやん!
もうさ、わけわからなくて、そのお母さんが去ってった後にそのメキシカンウエイターに聞いたわけ。
『なあ、あの人、あなたにありがとうって言うべきやで。これはおかしいで。』
じゃあ彼は、
『そうやんな〜 彼女、僕がジャケット取ったかのような目で見てきたで。んで何も言わへん。
けどな、いつもこんなもんやねん。僕がイケメンの白人やったら全く違うシナリオになってたけどね。』
涙出てきてん。
これは、差別とかじゃなくて(そりゃ差別の話ももちろんあるけどその前に)人が全て当たり前にしてることの怖さに対して。
人々が周りの人々の仕事、存在を当たり前にしてて、感謝の気持ちも抱かなくなってきているの?
そして彼女は3人の子供のお母さん、どうやって子供に感謝の気持ちを持つってことを教えるの?自分が気づいてないことに。
このお母さんを非難してるわけじゃなくて、私にもあり得ることがあると思ったから怖くなった。
この世界にあるものに理解するのも、慣れるのも、そして利用していくのも大事、、けど、それはそう言うもの!って決めつけてしまうと自分の心はどんどん狭くなっていく。
こんな時代に生きてるからこそ、もう一回改めて、周りの人、もの、環境に対して考えたい。