アメリカが抱える学生セックス問題
大学の授業で、Netflixのドキュメンタリーを見た
『Liberated, The New Revolution』
刺激が強すぎた。見れなくなって教室から出た子もいたくらい。。。
そう、これはアメリカが抱える、セックスカルチャーについて。
時代とともに、メディアとともに人々にとって、どうセックスが変わっていってるか。ここでは Hook Up(フックアップ) Culture, Rape(レイプ) Cultureって呼んだりする。
これは一部の若者たちにとってのセックスっていう定義が変わって来て、なにが?なんで?どうなってる?どうしたらいい?
考えずにはいられなかった。
何が起こってるの!?
アメリカの大学生の春休みは、羽目を外してパーティーをする。スプリングブレイカーズ!!!!!!
お酒飲んで、踊って、セックスする。
彼女彼氏を探してるわけではない。←ここ重要
目的はセックス。本物の愛なんて関係ない。いらない。人と人の愛、関係なんていらない。ただ肉体関係が欲しいだけ。
そしてその羽目外しはとんでもないことになってる。
誰の体も触ってもいいし、セックスしてもいいと思ってる。
Hey how are you? You dress well I like your outfit. Do you wanna fuck?
へーい!調子はどう?その服素敵だね、俺とセックスしたい?いいよ〜って。(大げさじゃない)
NO!って言われたら、はい次〜!って。
ホテルのバイキングみたいに。
ビデオゲームのキャラクター決めみたいに。
「今は自分はどんな気分かな〜」って。
白人?黒人?アジア人?細め?胸大きめ?お尻?グラマラス?肩幅広め?
セックスフレンドは、まじで一瞬で作れる。
これはなんで?なんでこんなことが起こるの?
、、、、
これが、全部メディアが社会をコントロールしてる結果。そう、メディアやねん。
今の時代、ソーシャルメディアが全て私たちの生活を作ってる。セックスは売れるねん。それが今の市場。
セックスなんてなんの意味もない。
セックスは商品。
一昔前までは、デートに行こう、もっと話そう、もっと一緒に時間過ごそう、から始まったのに
今では、初めまして、セックスする?
モラルなんて何にもなくて、ほんまに何にも考えてない。
それだけシンプル。セックスなんて別に大したことちゃうし。
そういう若者は、愛なんて存在しないって思ってる。リアルじゃないって。セックスのために感情を抑える。だって感情なんてもう関係ないもん。
相手は、もはや人じゃない、その人の幸福のための道具なだけ。
これはなんで起こってるのか???
これを分析するために、男性が思う男らしさ、女性が思う女らしさに注目してみる。
(アメリカでいう)男らしさとは???
どのメディアを見ても
・強い
・パワーがある
・支配力がある
・他人から尊敬されてる、コントロールしてる、女性を連れてる、、、って言う超一方的な考え方。
セックスするってことは、女性をコントロールしてるって見えるから権限もらえる気がするわけ。
もっと力強くならないと!他の男よりかっこよくいたい、他の男よりもっと女性と寝たい!って、、、
け!ど!さ!みんながみんなそんな訳でもない。
セックス別にしたくない男性だっていっぱいいる。
けど、他の男友達に負けたくないとか、弱いって思われたくないから、そのプレッシャーからしないといけない状況に陥る。
メディア社会から、男ってのはいつもセックスしたいって思ってるって洗脳されて来てる。
かっこいい男はいつもセックスしてるって、、、他の男と比べてしまう不安から、したくなくてもしてしまう状況になる。
そして、男性は気にしないっていう態度がかっこいいって言われれる。 I DO NOT CAREがかっこいい社会。
傷つかない。
それが男。
女性らしいって?
可愛い、細い、綺麗、セクシー、ゴージャス、注目を浴びる存在、、、これもめちゃくちゃ一方的な考え方。
メディアはこう言っている。
・女性たちの価値は外観にある。
・どんだけ細くなれるか。
・どんだけ綺麗になれるか
・どれだけセクシーで注目されるか。
・男性から注目を浴びたい。
・もっと自分の価値が欲しい。
・力を手にしたい。
・注目を集めてることにパワーを感じる。
・求められてるって感じたい。
・男性が女性にセックスしたいってことは、女性は自分自身が求められてる、私は重要だって感じる。言うたら、それだけが自分たちが価値があるって感じる時。
その、求められたいって言う欲求が女性自身セックス自体をしたいかどうかは置いておいて、そこに自分を求める男がいて嬉しいからやってしまう。。。
セックスカルチャーではセックスと感情はかけ離れている。
女性は見かけが一番、男性を楽しませるこ
とが全てだと言われている。と、同時に、男性は多くの女性をセックスすることがパワーを持ち、かっこいい、支配力を持てると言われている。
愛なんてもう関係ないの。愛なんてセックス文化では意味がないの。
誰に言われているの????
だから!!!
メディア!!! 全部メディアだよ!!!!ファッキングメディアだよ!!!!
メディアがパーティでは女性の服脱がしてもいいんだよって言ってるから、いいんや。
だってメディアが言ってるもん。
今彼らが見ている、住んでいる世界が全てメディアだから、メディアが言ったことはおっけーなの。
そして、その流れで異常なレイプも発生する。狂って来たら判断ができなくなる。
正しい判断とは?モラルとは?リスペクトとは?思いやりとは?
フロリダのビーチでは2015年に、昼、まだ明るい時間、しかも人がめっちゃいる中で。お酒飲みすぎて意識がない18際女性を3人の男性がレイプした。
周りにたくさん人がいる中で。誰も助けなかった。
みんな別にいいと思ったらしい。感覚がおかしい。ビーチにいた全員感覚がおかしい。狂ってる。誰かがレイプされているところにいて、何も気にしないってどういうこと?
そしてそれがどんどんクレイジーじゃなくなって来てる、、、狂ったことも狂ってないようにノーマルになって来ている。
メディアによって作られた、若者たちの頭の中は全て見たものによってプログラミングされて来ている。それが今のセックスカルチャーを作っている。
ほんまに授業中に私がドキュメンタリーを見ているのかフィクション見ているのかわからなくなったほど混乱した。
私は若者男性はみんな下半身動物で、もうセックスしたくてたまらないのは仕方がないことだと思ってた。
けど、男性だってメディアによってだいぶコントロールされててんな!怖いもの知らずでいないといけない、欲しいものは手に入れて、傷つかない、そして結果的に女性をものとして扱う、、、と同時に女性はセクシーでいて注目を浴びたい、スポットライトが当たった時、幸せを感じる。
セックスのオファーは注目を浴びてるって証拠。
セックスはセックスは愛ではなく、セックスのイメージになって来た。
ほんまに幸福味わってるんかいな?セックスしてる時っていうかは、したかしてないかが大事やねんな、セックス文化はセックスイメージ文化やと思うわ。
何をしていくべきか?
・男性はもっと傷ついたって、繊細になったって、弱さを見せたっていいんだよって、わかってもらう。
・女性を自由にすることが、男性自身も自由にすることだって。
・女性男性人間全員、もうすでに自分たちに価値があるって思いたい。
難しいけど、テレビ、映画、雑誌、そしてインスタ、ツイッターで自分より細い、綺麗な人、胸が大きい人、足が長い人、顔が小さい人、比べてしまう。
友達が自分よりフォローワーいて、注目されてる。
いいねの数がえげつない人がいる。絶対人と自分を比べてしまう。これは変えることのできない事実。
け!ど!それは全てメディアによって作られているって認識することはできる。
知っておくことはできる。
そしてその上で自分はそれ以上だ。自分はルックス以上だって言えたら一番いいよね。
メディアは私たちに一方的な見方しか教えてくれない。
これがいい。これがだめ。だからこうしたらいい。全部教えてくれる。何をしたらいいか。何をしたら本当に幸せになれるか。
そして人々は幸せになりたいからメディアが言うことに従う。信じる。これはセックス文化だけではないこと。
どの状況でも言える。もう、人の頭の中がメディアでコントロールされているんや。
だからと言ってメディアを避けて生きていくのは不可能。これからの時代。
だから、利用されるんじゃなくって利用していく。そのためにはメディアがしてること、持ってる力を知っておく必要がある。どれだけ影響力があるか。
知っておくだけで変わる。 BE AWARE!
みんな自分に自信がない、もっとこうなりたいって毎日思ってる。けど自分たちに価値があることを忘れたらあかん。
みんなの人生に価値があってそれを私たちは誇るべきだ。
そして最後に、このドキュメンタリーのタイトルでもある『Liberated, The New Revolution』の『Liberated』について、、、
これは日本語で『社会的・性的偏見から解放された、通念にとらわれない、進歩的な』ってこと。。。
このセックス文化の若者たちは、やりたいことはなんでもできて、それが自由だって、解放されているって言ってた。
これこそ本物の自由だって。
さて、どうだろう?
逆だな。メディアが訴える狭い考え方に突っ込まされてその世界の中で生きる。
これはもはや全く逆なことだ。